ドラム式洗濯機の扉が開かないので自分で修理した件

ドラム式洗濯機の扉を閉めたのに閉めていないという我が家の洗濯機。

扉の閉め方が悪いのかな?と思って閉め方を工夫していたのも束の間、遂に扉が開かなくなりました。

メーカー修理はお金がかかるけど、新しい洗濯機はもっとお金がかかる。

すでに7年使用しているし買い換える人も出てくる年数ではある。

だったら、このまま動かなくなったら新しい洗濯機を買うという事を前提にして、自分で修理してみることにしました。

経緯

丸7年使用している洗濯機の扉が開かなくなりました。

この半年くらい「扉が開いている」という故障が多く、洗濯が途中で止まったり、乾燥できていないというトラブルが多く発生していました。

しかし、電源の「切」「入」やチャイルドロックを繰り返せば使用できていたのでそのままにしており、そのツケが今ついに来てしまいました。

使用している洗濯機

  • メーカー
    東芝
  • タイプ
    ドラム式
  • 型名
    TWーZ96A1R
  • 商品名
    ZABOON
  • 使用年数
    7年 (2015年11月購入)
  • 故障履歴
    排水エラー(2020年)
    排水用の弁の一部が破損して排水されない故障あり。
    その時も同様にネットで同じ症状を探して対処法を確認、分解して原因を突き止めた。
    ネットで部品を注文して交換して復旧しました。
    これに関してはメーカーの仕様不良が原因だと考えらる。
    理由は交換部品が改良された部品だったからです。(折損した箇所がスプリング式に変更していた)

ネット調査

  • ネットで同じような事例がないか検索
    3件ほどあり
  • 修理費用(依頼)
    2万円ほど
  • 原因は扉のスイッチ関係である確率が高い

分解・調査

洗濯機は重い。これを改めて実感しました。

そもそも洗濯機は壁際や隙間に入れ込んであることが多く、我が家も角に置いてあります。

上のパネルを外すときに上部裏側のビスが外しにくい事この上ありません。

狭いところの作業用のオフセットラチェットドライバーやスタビードライバーを使うことをお勧めします。

ランドリーラックを設置しているので余計に狭い。

上パネルと扉を外し、全面パネルのビスを外して内部の扉スイッチ関係にたどり着きました。

大事なことは『戻せるようにしておく』こと。これに尽きます。

外す時は写真を撮っておくことで、部品の配置や飛び出てきたときに戻せる確率が大幅に上がります。

点検や修理の時に元の位置にしるしをつけるのは基本ですね。

前カバーは配線とかめんどくさそうなのでこのままで作業することに。

原因と思われる扉の開くボタン内部に到着しました。

原因

内部のさらに内部。部品を忘れないように都度撮影

仕組み的に上が扉のスイッチ。

下が扉をロックした事を確認するためのスイッチ。だと思われる。

二つのスイッチの導通をテスターにて確認。

下のスイッチが明らかに悪い。

オンしてもオフしても抵抗値が高い。

オンの時に抵抗値が高いのはもちろん悪いが、オフでの時でも導通が無くならないのも問題です。

とにかくこのスイッチが悪いことはまず間違いありません。

上のスイッチはすごく良いわけではないが動作に以上が出るような数値ではありませんでした。

部品調達

スイッチの型番を確認して、Google検索。

通販だとかなりの割高であるのと、納期が長い。却下。

となれば、電気部品の聖地秋葉原に行くしかありません。

自分の行動力に驚きました。

気づいたらスマホで検索しながら秋葉原に来ていました。

電気部品といえば秋葉原ですが、実際に電気部品を探したり購入したことはありません。

「電気部品」「マイクロスイッチ」とGoogleマップで検索して店舗を見て回りました。

しかし、全く同じ部品はありませんでした。

スイッチの仕様をスマホで確認して代替品を探します。

型番が似ている部品はあったので型番の意味を検索すると

  • 取り付け方法
    基盤用、ハンダ付け用
  • 作動に必要な力の強さ
  • 作動許容電力
  • スイッチ形状(押されるところ)

ハンダ付け箇所が既存より小さく、作動に必要な力が少し大きい型に決めました。

ハンダ付け失敗した時の保険と、上のスイッチも悪い時用にスイッチを4つ購入。

4つで600円。安い!(ネットは3倍近くします。)

交換・調整

帰宅して作業開始。

ハンダは久しぶり。ハンダするところのタイプが違うのでやりにくい。

作業台がないので、妻にスイッチをラジオペンチで持っててもらいました。

写真を見ながら外した時と同じ様に戻します。

見た目は元に戻りました。

なんかいい感じ?動いてよ?

ホース繋いで

コンセント入れて

電源入れて

扉の開閉も問題なし

洗濯物を入れて「洗乾」ボタンで運転開始



・・

・・・途中で止まることなく洗乾完了。


・・・・・長い1日でした。

まとめ

  • 東芝のドラム式洗濯機の扉エラーの修理ができることもある
  • 作業前にリスクを確認(買い替え、コインランドリー)
  • 分解・交換作業は自己責任
  • 長い1日になる



以上
どなたかの参考になれば幸いです。
重ねて言いますが、作業は自己責任でよろしくお願いいたします。
最後まで見ていただきありがとうございます。

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